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部位ごとに特徴がある!幻の和牛「宮崎 尾崎牛」の部位食べ比べ

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幻の和牛として有名な宮崎の尾崎牛ですが、部位ごとに味わいは変化します。その美味しさを存分に味わうのであれば、それぞれの部位の特徴を理解することが重要です。しかし、ほとんどの方はその違いをご存じないのではないでしょうか。そこで今回は、尾崎牛の部位食べ比べの参考になる各部位の特徴についてご紹介いたします。
 

部位による楽しみ方

牛肉ですが、9つの部位に分けられます。すべて牛のお肉であることは違いないのですが、味などの特徴は全て異なります。それぞれどんな特徴があるのかをしっかりと理解することによって、最大限お肉を楽しむことが可能となるのです。
 
9つある牛肉の部位ですが、以下のように分けられます。
●ネック
●ロース(かた、リブ)
●かた
●サーロイン
●ヒレ
●ランプ
●もも(うちもも、そともも、しんたま)
●バラ(ともばら、かたばら)
●すね
 
この中でも、ロースやもも、バラに関しては複数の種類が存在しています。ロースの場合ですと、かたロースとリブロースがあり、どちらも同じロースではあるものの、肉としての特徴は異なっているのです。
 
たとえばかたロースですと、霜降り上に程よく脂肪が分散しており柔らかくきめ細やかな肉質となっています。一方リブロースはバランスの良い赤身と脂身が特徴で、肉が持つ本来の良さを味わうことが可能です。
 
お肉の柔らかさや赤身と脂身の割合など、部位ごとに異なる要素はたくさんあります。それによって美味しい食べ方というものは決まってくるのです。肉質が柔らかい肉であれば焼肉料理に向いていますし、反対に硬い肉であれば煮込み料理に向いています。
 

赤身の特徴

まず赤身といえばどの部位かということですが、以下の部位が赤身となります。それぞれ特徴が異なっています。
 

ウデ

牛の肩部分に位置する部位となっています。硬くキメが荒いというのが特徴です。硬さがあるのでステーキには向いていませんが、薄くスライスして食べるしゃぶしゃぶやすき焼きにはおすすめです。焼き肉にする場合には細かくカットすることによって硬さをそこまで感じさせずに済みます。歯ごたえ抜群で味も濃厚ですので、食べごたえを求める方にはおすすめです。希少部位として有名なミスジはウデに含まれています。
 

モモ

モモ肉というのは、『内モモ、外モモ、ランイチ、シンタマ』という4つが集まっている部位となります。それぞれ向いている調理方法が異なっておりますが、どのような調理でも合うというのが特徴的です。たとえば内モモの場合には、ローストビーフやたたきがおすすめです。しゃぶしゃぶなどのスライスしたお肉が向いている料理であれば、外モモがぴったりでしょう。
 

スネ

スネというのは、脚のふくらはぎ部分のことを指しています。運動量が多いことからスジが多いというのが特徴となる部位です。硬いので焼き肉などには向いていませんが、しっかりと煮込むことによってスジがコラーゲンへと変化するのでホロホロと解けるような食感となります。ビーフシチューのように長時間煮込むような調理方法にとても向いているのです。
 

ハラミ

ハラミというのは、牛の横隔膜です。見た目はお肉なので勘違いしている方もいらっしゃいますが、実はハラミは内臓に分類されるのです。独特な歯ごたえがあるという点と、脂身が少ないというのがハラミの特徴となります。牛一頭からは約3キロしか取れないため希少部位となっています。
 

サーロインの特徴

サーロインといえばステーキと言っても過言ではありません。『サーロインステーキ』がすでに固有名詞のように扱われているほどですので、多くの方がステーキでしか食べていないのではないでしょうか。適度に脂のサシが入っており、赤身の肉々しさと脂身の甘さをどちらも感じられる部位なので、お肉好きな方から愛されています。一節によれば、その昔あまりの美味しさに英国王によって『サー(ナイト爵)』を与えられたという逸話があるほどです。
 
和牛のサーロインでは、極めが細かくサシが入りやすいという特徴があります。そのため見た目にも鮮やかな霜降りが多くなっています。ただし、脂身の融点が低いため、口に入れた途端に溶け出すことでとろけるような食感となります。ステーキのイメージが強いのは最もおすすめの調理法だからですが、それ以外の調理法でも楽しむことが可能です。ステーキ以外ですとしゃぶしゃぶやすき焼き、ローストビーフにも向いています。
 
その他にも、Tボーンステーキという食べ方もおすすめです。T字型の骨付き肉のことですが、骨付きにすることによって骨内部から旨味が詰まった髄液が滲み出しますので、骨なしとはまた違った美味しさを実感することが可能となります。
 

フィレの特徴

フィレといえば、お肉の女王と呼ばれるほどの部位となります。赤身の中でも最も柔らかく、かつ脂身が少なめなので肉肉しさを感じることが可能です。主にステーキ用として用いられることが多い部位となります。その理由としては、ステーキは厚みをもたせることが美味しさへとつながるものの、厚いお肉は加熱した際に硬くなりやすいのですが、フィレの柔らかさによって硬さを感じさせないからです。
 
人によってはあっさりとしすぎていると感じる方もいらっしゃいます。歯ごたえを求める方にとっては柔らかすぎると感じることでしょう。しかし、柔らかいことによって調理の幅が広く、老若男女に愛される肉の部位となりますので贈り物としても喜ばれます。専門的な知識がなくても調理することですぐに美味しく味わうことが可能です。
 
ダイエット中の方に対しても、鉄分が豊富であるということと低カロリーであることが推奨できるポイントとなっています。カロリーを気にしながらの食事の中でも取り入れやすいお肉の部位はフィレです。
 

まとめ

部位ごとに肉質やおすすめの食べ方が異なります。特徴を理解することによって、お肉の味を最大限に引き出した上で楽しむことが可能となります。和牛ビストロ「三国家」では、尾崎牛を取り扱っており、素材を十分に理解したメニューをご用意しております。ぜひ一度幻の味を堪能してみてはいかがでしょうか。お気軽にお越しください。
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