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蕎麦の豆知識~意外と知られていない蕎麦がもたらす健康効果~

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江戸時代にはすでに庶民に愛される料理として確立されていた蕎麦ですが、その健康効果についてご存じの方は少ないでしょう。味なども大切ですが、食べることで健康に対してどのような効果があるのか気になるのではないでしょうか。そこで今回は、意外と知られていない蕎麦がもたらす健康効果に関する豆知識についてご紹介いたします。
 

蕎麦に含まれる栄養素

蕎麦に含まれる主な栄養素は以下のとおりです。
 

ルチン

主に蕎麦に多く含まれている栄養素で、フラボノイドの一種です。ビタミンCと一緒に摂取するとより効果を発揮します。健康面に対しては、生活習慣病の予防に効果的です。ルチンには血管が硬くなってしまうのを防ぐ効果があります。動脈硬化や高血圧などの予防につながるのです。認知症の予防効果もありますので、蕎麦好きは認知症になりにくいと言われています。
 

コリン

肝臓を守る効果のあるビタミンの一種がコリンという栄養素です。お酒を飲む際には肝臓への負担が大きくなってしまいますが、事前に蕎麦を食べることによってコリンが肝臓を守ってくれます。昔から蕎麦と日本酒はセットで語られるほどお酒との関係性も深いのには、そういった部分による影響も大きいのではないでしょうか。レバーなどでもコリンを摂取することは可能ですが、蕎麦に比べてコレステロールが多いという点がネックです。ルチンと同様に認知症予防効果にも期待ができます。
 

ビタミンB2

蕎麦にはビタミンB2がたっぷりと含まれているため、美肌効果に期待ができます。具体的には皮膚や粘膜を健康に保つ効果があり、肌のターンオーバーを正常に保てるのです。ニキビなどの原因となる過酸化脂質を分解するという働きも備わっています。ビタミンB2は納豆にも多く含まれていますので、セットで食べることによってより高い美肌効果を実感できるのではないでしょうか。
 

ビタミンE

シミやしわの原因として、活性酸素が細胞を破壊することでの酸化が挙げられますが、それを防ぐ効果があるのがビタミンEです。体内にある活性酸素を除去することが可能ですので、細胞が参加するのを防いでくれます。老化防止にとても効果があるのです。
 

ダイエット効果にも期待ができる

体型を気にしてダイエットをされている方は多いかもしれませんが、蕎麦にはダイエット効果にも期待ができるのです。その理由としては以下の4つが挙げられます。
 

GI値が低い

GI値というのは、糖質の吸収率を表した値のことです。この値が高いということは、血糖値が急激に上がりやすいということになります。急激に血糖値が上昇すると、身体はすぐに血糖値を下げるためにインスリンを分泌します。それによって空腹を感じるようになるので、感触などをしてしまい太りやすくなるのです。お米やうどんですとGI値は80前後となりますが、蕎麦ですと54という主食の中でも圧倒的に低い数値となるのです。
 

カロリーが低い

ダイエットの際に気をつける部分として、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが挙げられるでしょう。摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにコントロールをすることになります。その観点でいうとカロリーはとても重要なポイントとなりますが、蕎麦は主食の中でもうどんに次いで2番目にカロリーが低いのです。
 

炭水化物の含有量が低い

炭水化物の含有量が高いと、同じ量を食べたとしても太りやすくなってしまいます。厳密には炭水化物そのものではなく糖質が原因ではありますが、低いものを選ぶ必要があります。カロリーと同様に蕎麦はうどんに次いで2番目に炭水化物の含有量が低いでしょう。
 

豊富なたんぱく質

たんぱく質が多いということは意外と重要です。単にカロリーだけに注目してしまうと、脂肪だけでなく筋肉も分解されてしまうため、結果的に痩せにくくなってしまいます。しかし、たんぱく質が豊富な蕎麦であれば、カロリーを抑えつつ筋肉の分解を防ぐことが可能となるのです。代謝を悪くすることがないというのはとても大切なことです。
 

効果的な食べ方

健康にとても効果的な栄養素が多く含まれている蕎麦ですが、効果的に食べる方法があります。それは、毎日食べるということです。
 
1日に3食食べていらっしゃる方がほとんどでしょうが、その中の1食だけで十分ですので、メニューを蕎麦にすることで毎日蕎麦を摂取するということになります。さすがにすべての食事を蕎麦にするということは現実的ではありませんし、それは過剰ですのでかえって健康を害してしまう結果となるでしょう。しかし、1日の中でたったの1食だけであればちょうどいいバランスとなります。
 
蕎麦にはいくつかの種類があります。シンプルなかけそばをはじめ、海老天などトッピング次第で味に変化をつけることが可能です。温度によってもまた違った表情を見せますので、バリエーションを考えることで飽きること無く続けていくことができるのではないでしょうか。
 
ご自宅で茹でて食べる際には、茹で汁を捨ててしまわないようにしましょう。そばの茹で汁は蕎麦湯として味わうことが可能です。蕎麦の栄養素が詰まっている液体でもありますので、それを捨ててしまってはもったいないのです。
 

アレルギーには要注意

健康に対して非常にプラスとなる栄養素が豊富な蕎麦ですが、アレルギーには気をつけなければなりません。アレルギー反応が起きる食材は他にもたくさんありますが、その中でも蕎麦アレルギーの場合には重篤な症状になってしまいやすいのです。ごく少量であっても、アナフィラキシーショックを誘発する危険性があるので、心配な方は事前に検査などで確かめることをおすすめします。
 

まとめ

蕎麦は過度に食べ過ぎなければ、毎日食べても問題はありません。むしろ習慣的に食べることによって体を健康状態で保つことが可能となります。健康診断の結果が思わしくない方などにおすすめです。石臼挽蕎麦「三国家」では、素材にこだわり抜いた蕎麦を提供しております。シンプルながらその深い味わいをぜひご堪能ください。まずはお気軽にお越しください。
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