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地元に愛されている「群馬 赤城和牛」の特徴や美味しさの秘訣とは?詳しく解説

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群馬県発祥となる有名な和牛が『赤城和牛』です。群馬県の地元で愛され、全国各地にその美味しさを轟かせているお肉となります。しかし、まだ食べたことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、赤城和牛の特徴や、その美味しさの秘訣についてご紹介いたします。
 

赤城和牛とは

まずは赤城和牛が何かということですが、群馬県の赤城山麓を故郷とする和牛のことです。赤城牛に限ったことではありませんが、日本における和牛の飼育はほとんどの場合分業制となっています。大きく分けて以下の2種類に分かれているのです。
 

繁殖

母牛に仔牛を産ませることを目的としています。高品質の和牛を安定供給するためには、美味しくなるのを運任せにはできません。美味しくなるような環境づくりが大切です。単純に母牛の出産をサポートするだけでなく、質のいい子牛が生まれてくるように導くということがメインとなるのです。
 
そのためにはまず母牛にとってストレスのない安心できる環境である必要があります。母牛のコンディションが整っているからこそ、高品質の子牛が生まれてくるようになるのです。すべての牛に対して愛情深く接していることが赤城和牛の美味しさへとつながっています。
 

肥育

無事出産できたら、子牛を成長させるサポートは欠かせません。個体値も大切ですが、そこからいかに素晴らしい環境で飼育したかということが赤城和牛としての質に直結します。たとえば初乳は健康で丈夫に育つためには欠かせないものです。良質な栄養素がたっぷりと詰まっていますので、離乳までの間に母牛が問題なく子牛に与えられるように心がけています。
 

赤城牛と赤城和牛の違い

赤城という名称の牛肉には2つの種類があります。それは『赤城和牛』と『赤城牛』です。一見すると、和牛かそうでないかの違いだけのように思えますが、細かい部分でいうとそれ以外にも違いがあります。
 
代表的な違いとしては以下が挙げられます。
 

交配

赤城牛は両親が決まっており、『父親が黒毛和牛で母親はホルスタインなどの乳牛』となります。交雑種と呼ばれる種類に属しており、つまり黒毛和牛の血を受け継いでいる牛ということになるのです。一方赤城和牛ですが、両親が黒毛和牛と決まっています。黒毛和牛の血のみを受け継いでいるのが赤城和牛ということになるのです。
 

肉質はきめ細やかで脂が甘いというのは赤城牛と赤城和牛どちらにも共通している味です。しかし、赤城和牛だけそれに加えて赤身と霜降りのバランスの良さが挙げられます。お肉として赤身と脂身のバランスの良さは非常に重要です。脂だけでなく赤身の旨味もしっかりと感じられるという点が赤城牛よりも赤城和牛が優れている点となります。
 

カテゴライズ

和牛という意味では、赤城牛と赤城和牛どちらも和牛となります。しかし、和牛の中にもいくつかの種類に分かれているのです。赤城牛に関しては前述の通り『交雑種』に分類されていますが、赤城和牛は『黒毛和種』というカテゴライズになっています。
 

赤城和牛の特徴

肉には等級というものが設定されており、どの肉に関してもいずれか等級に定められます。しかし、赤城和牛はコンセプトとして既存の等級にはとらわれないことを掲げています。既存の基準だけでなく、旨さを見える化することによって味の追求をしているのです。『脂質の評価』と『赤身肉の評価』を2010年より独自に分析を行っています。それをもとにした味マップを作成するなど、和牛の旨味を追求し続けているのです。
 
お肉の旨味のもととなっているのはアミノ酸ですが、赤城和牛は多く含んでいますのでしっかりと旨味を感じることが可能です。肉は赤身と脂身によって構成されていますが、どちらも素晴らしいバランスであるのが赤城和牛の特徴でしょう。それによるメリットとして、どのような調理方法であっても美味しく召し上がることが可能であるという点が挙げられます。
 
もちろん部位ごとにおすすめの調理方法がありますので、場合によっては最大限の味わいではなくなってしまうことがあります。しかし、細かいことは抜きにしてどのように調理しても美味しいというのは簡単なようで難しいことなのです。大抵の肉はその特徴から調理方法が固まっており、そこから逸脱することで大幅に旨味が下がってしまいます。赤城和牛は平均値も高く、それでいて調理方法が正しいことでさらなる旨味を感じられるのです。
 

おすすめの食べ方

どのような調理方法でも平均以上の味わいとなる赤城和牛ですが、おすすめの食べ方としては主に以下が挙げられます。
 

ローストビーフ

ローストビーフというのは、肉を沸騰したお湯で茹でたあとに表面だけこんがりと焼き目をつけた上で、薄切りにして味わう料理です。肉そのものの味をダイレクトに感じられるため、肉の質が高くなければなりません。赤城和牛は旨味が凝縮されているため、ローストビーフにしても存分に味わうことが可能です。
 

トマホークステーキ

トマホークステーキというのは、骨付き肉のことでその見た目がまるで斧(トマホーク)のようであることが由来となっている肉料理です。味付けはオリーブオイルや塩などで至ってシンプルです。表面を焼きながらじっくりと肉の内部にも熱を加えて作ります。肉々しさを感じさせる料理ですので、使用するのは赤身の旨味を感じられる肉であることがポイントとなるでしょう。その点赤城和牛は十分耐えうるだけの旨味が詰まっているので、シンプルながら力強さを感じさせます。
 

まとめ

お肉や脂の旨味を存分に感じることができるというのが赤城和牛の最大の特徴です。口に入れた瞬間のとろける感覚をぜひ味わってみてください。和牛ビストロ「三国家」では、赤城和牛を取り扱っており、その美味しさを最大限に活かすメニューもご用意しております。まずはお気軽にお越しください。
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